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歌声喫茶の基礎知識

60代以上の方なら青春時代に一度は行かれた事のある方も多い「歌声喫茶」ですが、若い世代の方ですと行った事がなく「歌声喫茶って何?一体どんなところ?」と思っている方も多いかと思います。ここではそんな歌声喫茶についてよくある質問にお答えしながら、歌声喫茶はどんなところなのかその基礎知識について説明させて頂きます。

「歌声喫茶って何?」

若い世代の方であれば馴染みの薄い言葉かもしれません。 今でこそ「歌を歌う」と言えばカラオケが主流となっていますが、昭和30~40年代を中心に、お客さんみんなで1つの曲に合わせて歌う歌声喫茶が、「みんなで歌える人気の場所」として流行しました。うたごえ運動などの背景や、一体感や連帯感を大事にしていた時代背景などもあり、当時の若者の交流の場としても人気のスポットでした。

「歌声喫茶ってどんな歌が歌われているの?」

歌声喫茶では歌謡曲や演歌などを歌うカラオケ喫茶とは違い、ロシア民謡唱歌労働歌、童謡、など昭和30年代から40年代にかけて歌われていた馴染みの曲が多いようです。 中には当時の懐かしい曲をメインとしながら最近の歌を取り入れている歌声喫茶もあり、お店ごとにその選曲は変わってきます。基本的には当時良く歌われていた歌をメインとするお店や、お客さんからのリクエストにより選曲をしているお店も多いようです。

「歌声喫茶とカラオケ喫茶の違いは?」

歌声喫茶とカラオケ喫茶は一見同じようなお店だと思われがちですが、根本的な所に大きな違いがあります。カラオケ喫茶では基本的に自分一人でみんなの前で歌うのに対し、歌声喫茶ではお客さん全員で一緒に歌います。 お店の方やリーダーを中心に、同じ曲をみんなで歌う為、歌声喫茶では人前で歌うのが苦手な方でも楽しむ事が出来るのも特徴です。

「初めてで、一人で行ってもお店に入れますか?」

歌声喫茶はみんなで一緒に歌う為、初めての人や一人での入店は少し気後れすると言う意見も聞きますが、この場合でも全然問題はありません。 むしろ歌声喫茶ではみんなで歌う為、例え初めて歌う曲でも練習がてら歌う事も出来ますし、輪の中に入り歌う事ではじめての人でも周りの人達と仲良くなりやすい環境にあると言えます。 歌声喫茶は人と人との交流の場とも呼ばれるように、人間関係を広げる事が出来る場所でもあります。

「費用はどれくらいかかるの?」

普通の喫茶店とは違う歌声喫茶では、どのくらいの費用が掛かるのかその相場はお店によって様々だと言えますが、「1ステージいくら」と言った料金形態のお店が多いようです。 その中に例えば1ドリンクや軽食が付いていたりするケースもあります。1ステージで2000円前後の料金設定をされているお店が多いようで、プラス飲食代金と思っておくのが良いかもしれません。

「歌わなくても大丈夫なのでしょうか?」

歌声喫茶の雰囲気や、歌や演奏を聴いているのは好きだけど、実際に自分が歌うのはちょっと…と言う方でも大丈夫です。歌わなくても聞いて楽しむのも歌声喫茶の楽しみ方の1つです。 歌声喫茶では多くの曲を歌いますので、当然知らない歌も出てくる事があるかと思います。 そんな時はお休みしても大丈夫ですし、歌詞の書かれた歌本を頼りにみんなに合わせて練習するのも大丈夫です。絶対に歌わなければいけないと言う事ではありませんので、ご自分の好きな楽しみ方で大丈夫です。

「歌声喫茶の演奏は生演奏なの?」

歌声喫茶がカラオケ喫茶と大きく違うのは、伴奏は生演奏を行うのがほとんどだという言う事です。ピアノ、ギター、アコーディオンなどの演奏が多く、お店によっては生バンドで豪華な演奏を売りにしている所もあります。生演奏をバックに歌う気持ち良さ、それが歌声喫茶の魅力の1つでもあります。