歌声喫茶のシステム

「歌声喫茶って喫茶店なの?」「それともカラオケ喫茶?」という人にとって、いまいちどのようになっているか気になるのが歌声喫茶のそのシステムです。
一般的に喫茶店のようでカラオケ喫茶のようにも見える歌声喫茶は、どのようなシステムになっていて、どのような事が行われているか、少しここで説明させて頂きます。

まず歌声喫茶はカラオケ喫茶と大きく違う点があります。それは「みんなで歌う事」です。
カラオケ喫茶では自分の好きな曲を選び順番が来ればステージで一人で歌う事になるのが一般的ですが、歌声喫茶ではみんなで1つの曲を歌います。

お店ごとに特徴があり、それぞれ選曲が違ったりするのも面白く、それぞれの楽しみ方が出来るのでそれも歌声喫茶の魅力の1つであると言う人も多くいます。

伴奏は楽器を使用してその場で演奏する生演奏が基本となります。歌声喫茶の規模にもより変わって来ますが、ピアノを基本として、アコーディオンギター、ベースなどを交えて演奏されます。中にはバンド形式で本格的な演奏を行うところもあるようです。 このように生演奏を聴く事が出来るのも歌声喫茶の特徴です。カラオケとは違い、生演奏をバックに歌う事が気持ち良いと熱心に通うファンも少なくありません。

歌声喫茶では司会の方がいるなど、お店を中心に進行され、「1ステージ」という形式で10曲前後の曲を歌うことが多いようです。所謂コンサートに似た形式とも言え、お客さんも参加して皆で歌う形のコンサートとも言えるかもしれません。

ステージ形式となっている歌声喫茶が多く、曜日毎にステージ数や時間等が変わって行われる事も多いようです。人気のお店では1日で5ステージや6ステージを、休憩を挟んで行わるほどの盛況となっているようです。

1ステージの時間にもよりますが10曲前後をみんなで歌い、盛り上がっています。当然飲食物などもありますから、軽食などを食べたりアルコールを用意してある所ではお酒を飲んだりしながら楽しむ事も出来るようになっています。
同じテーブルを多人数で囲む為、自然と顔見知りになったり仲良くなったり歌声喫茶を通して交流が生まれる事も多いのです。司会の方やリーダーの方の進行で進む中で一緒に同じ歌を歌う事は、自然と仲間意識が生まれるきっけともなります。

このようなステージ形式で行われる歌声喫茶の仕組みですが、料金は1ステージごといくらと言う設定になっている所が多いようです。
1時間前後のステージで2000円から3000円の料金帯が多く、1ドリンクも含む料金となっているケースも多いようです。アルコールや軽食などに関しては追加で注文する形になっています。この辺りの料金設定はもちろんそのお店ごとに違いがあり、時間制限を設けずチャージ料金に飲み物や食べ物の料金が掛かるところもあり様々だと言えます。

やはり歌声喫茶の魅力はカラオケにはない、一体感や生演奏が生みだす感動にあると言えます。歌声喫茶では予め曲目が決まっている場合もありますが、基本的にはお客さんのリクエストに応えてくれるところも多いです。
「思い思いの曲をそれぞれにリクエストしてその曲をみんなで歌う」、ここに心が動くポイントがあると言えます。特に歌声喫茶で歌われる曲は、古き良き日本の歌が多いのです。
その中には人生の節目で歌う事になる歌、卒業式などで唄う曲などがあり、これらの歌をピアノやアコーディオンの演奏をバックにみんなで一緒に歌う事は昔を思い出すきっかけともなります。

歌声喫茶はそのシステム上、一人で行きにくいと思う方も多いようですが意外と一人で来られるお客さんが多いのです。ほとんどのお店は会員制ではありませんので、初めてでも安心して入れますし、みんなで歌うことで初めてでも一体感や連帯感を味わう事が出来ます。
このような歌声喫茶は例え一人で行ったとしても、そこで新しい交流が生まれやすいシステムであり、それもまた歌声喫茶の魅力の1つなのです。

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