歌声喫茶の歴史

初めて歌声喫茶に行かれる方の為に歌声喫茶のその雰囲気や、どのような事が行われているかをここで説明して行きたいと思います。

まず始めに思う事は恐らく「ひとりでも大丈夫?」と言う事だと思います。
歌声喫茶は「みんなで歌う所」と言う事を知っている人は尚更思うかもしれません。ある種のサークル的な集まりのような感じがして一人で行っても大丈夫なのだろうか、正直なところ行きにくいと感じる人も多いと思います。
行ってみると意外だと感じる事になるかもしれませんが、一人で来店している人も意外と多い事にびっくりするかもしれません。団体で来られている人達もいますが、一人で来られている人も多いのは「歌声喫茶がみんなで歌を歌う所」だからだと言えます。

人によってはカラオケの方が実は一人で行きにくい場所だったりしますので、歌声喫茶の場合はお客さんみんなで歌いますから恥ずかしいという感覚はあまり無いのです。
同じテーブルを見ず知らずの人同士で囲む事となりますが、始めは他人という感覚であったとしても同じ歌を歌う事でいつしか一緒に歌う仲間として親近感に繋がり交流が生まれる事も多いのです。

歌声喫茶はお店ごとにその特徴があり、その特徴に合わせた人達の集まりであると言えます。ロシア民謡が好きでそのような選曲の多いところや、日本の歌ばかり歌うところ、好きな物が似た人たちがそこに集まるわけですから自然と意気投合してもおかしくない環境なのです。
ですから一人でも安心して楽しむ事が出来る場所であると言えます。

各歌声喫茶では事前にステージの開始時間等を告知しており、そのステージの内容等で好きな人達が集まって来ます。ステージは司会の人やお店の人の進行で行われ、お客さんからのリクエストにも応じるところも多くあります。リーダーや司会の人だけでなく、得意な歌であれば前に行ってみんなの前で歌ったり出来るのも楽しみ方のひとつで、みんなで一緒に歌う事は場の一体感や連体感を感じる事が出来るのは歌声喫茶ならではです。

とは言え、「歌う、歌わない」は各自の自由ですから聞いて楽しむ事も出来ます。
歌声喫茶ではピアノやアコーディオンの伴奏で歌う所が多いのでその懐かしい音色を楽しみにしている人も多いのです。中には知らない曲が出てくる事もありますが、みんなで歌っていますので恥ずかしがらずに練習がてら歌う事も出来ます。
カラオケのように人前で歌うのが苦手な方でも、みんなで歌う歌声喫茶なら楽しめるという人も多いのです。

食事やアルコール類の充実しているお店も多く、喫茶店と言うよりは居酒屋に近い感覚で利用している人も多いようです。
元々歌声喫茶は料理店がその発祥となっている為、歌う事が出来て食べたり飲んだりも出来る場所となっています。仕事帰りに一人で立ち寄って、歌って飲んで楽しみ、そこで色んな人との交流を楽しむ、このような楽しみ方をしているサラリーマンの人達も多くいます。

歌声喫茶は生演奏を行うところなので、その日の雰囲気に合わせて演奏の雰囲気が変わる事も面白いところです。その日のお客さんの雰囲気に合わせてテンポやリズムなどを変えたりもしてくれます。
賑やかな雰囲気であればアップテンポにしてみたり、落ち着いた雰囲気であればしっとりした雰囲気の演奏にしてみたり、日によって同じ曲でも全く違った側面を見る事が出来るのも歌声喫茶の魅力です。

ピアノアコーディオンの演奏を中心としている所が多く中にはウッドベースなど本格的なバンド演奏を聴く事が出来る歌声喫茶もあります。演奏をしているこれらの楽器の多くはアンプを通さないものが多く、カラオケとは違った暖かくもあり懐かしい音色を感じる事も出来ます。

また、歌声喫茶ではさまざまなイベントを催しており、自分の好きなイベントをチェックして参加しているお客さんが多いです。どのイベントでも初めてでも参加する事が出来ますし、一人での参加ももちろん大丈夫です。歌う楽しみもありながら、一人で行ったとしても歌を通して人との交流を楽しむ事が出来る場所、それが歌声喫茶と言う所です。

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