歌声喫茶の歴史

歌声喫茶で歌われている歌には特徴があります。主に歌われる事が多いのは、ロシア民謡日本の古い歌などが多いです。歌声喫茶が流行していた昭和30~50年代においては唱歌、童謡、労働歌、反戦歌などが多く当時の時代背景を反映した選曲であったとも言えます。

昭和30年代の歌声喫茶の主流はロシア民謡となっていたのは、シベリア帰りの労働者やロシア料理等を出すお店も多かった背景が考えられます。「カチューシャ」「ステンカラ―ジン」「囚人の歌」「泉のほとり」などがその代表曲と言えます。シャンソンやカンツォーネなども好まれて歌われる事も多いようです。

最近では歌謡曲やフォークソングなども歌われ、それぞれ歌声喫茶ごとにテーマや選曲を行っています。全体的に言えるのはまず、みんなで歌える曲である事はもちろん、メロディや詩の美しい曲が好まれる傾向にあったと言えます。恐らくそのような選曲だからこそ、歌う事での連帯感や感動が生まれるのではないかと思います。

歌声喫茶ごとに人気の歌なども違いますので、その歌声喫茶ごとに人気の曲をまとめた歌集等もあります。ではこのような歌声喫茶では最近の曲は歌ったりはしないのか無いのかと言うと、基本的には古い歌を歌う所が歌声喫茶なのであまり流行りの歌などを歌う事は無いと言えます。当時、歌声喫茶が衰退して行った頃に流行ったフォーク等のジャンルは今では歌われる事もあるようです。このあたりは厳密なジャンル分けが難しいところでもあります。

歌声喫茶で歌われる曲の多くは当時の時代背景から来ており、流行歌よりも生活に根付いた反戦歌や労働歌が多いのもその時代背景からと言えます。
また唱歌などはヨーロッパ民謡が多く、ロシア民謡もさることながら、ドイツ民謡スコットランド民謡なども多く歌われています。 ドイツ民謡でしたら「故郷を離るる歌」、スコットランド民謡であれば「アニーローリー」などが代表的な曲だと言えます。

唱歌と聞いても最近の方はピンとこないかもしれませんが、明治から昭和にかけて学校等で歌われていた歌の事になります。学校で歌っていた歌になりますから、言わば誰もが知っていて誰もが歌う事が出来る歌であったとも言えます。

代表的なところでは「春の小川」「故郷」「朧月夜」などがあり、これらの歌は歌声喫茶に限らず多くの場所で歌い継がれている為、当時を知らない今の人達でもおそらくみんなが知っている曲であるとも言えます。

労働歌とは、労働運動の歌、労働者を励ます歌として、労働運動と密接な関係がありました。このような歌は戦前や戦時中などには禁止された歌もあったりしました。
戦前の歌では「インターナショナル」「聞け万国の労働者」「赤旗の歌」などが代表的な労働歌であると言えます。戦後では「がんばろう」「炭掘る仲間」「もやせ闘魂」「おれたちは太陽」「俺たちはシルクロード」などが代表曲となっています。

その他にも学生運動や市民運動等を励ます目的で作られた歌も多く、当時はこのような歌も多く歌われていました。
反戦歌はその名の通り、戦争に反対するメッセージが込められた歌の事です。戦時中などはこのような反戦歌とみなされる曲は放送を禁止していたり、歌う事に対する自粛が求められていました。そのような事もあり、反戦歌とは言え、歌詞の中で戦争に関する直接的な表現や語句は用いず暗喩として表現された曲が多くありました。 反戦歌は日本だけでなく、世界中で歌われており、今でも歌声喫茶でも良く歌われるジャンルであるとも言えます。

このように歌声喫茶では古い歌が多く歌われています。当時歌声喫茶に通った人達は、これらの当時良く歌っていた歌を歌う事で当時を懐かしむ、そんな楽しみもあるようです。昔から歌い継がれている歌も多くあり、名曲と呼ばれる古い日本の歌の中には誰もが知っている歌も多くありますので安心して歌う事が出来ます。

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